一般財団法人環境イノベーション情報機構
土壌に関わる気候変動適応を測定するため、リオ3条約に共通の指標について各国が協議
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2015.01.07 【情報源】国連/2014.12.12 発表
国連砂漠化対処条約(UNCCD)事務局の後援により、土壌に関わる気候変動への適応を測定する、リオ3条約に共通の指標について各国が協議するイベントが、国連気候変動枠組条約第20回締約国会議(COP20)のサイドイベントとして実施された。砂漠化に関連した脅威がますます深刻化する中、最も影響が懸念される地域にとって有効な対策を練り、その効果を継続的に測定する、一貫性のある国際的取り組みが必要とされている。今回の協議では、その足掛かりとして、気候変動への適応を土壌に焦点を当てて測定するための、気候変動、生態系、持続可能な土地管理に関する3つのリオ条約に共通の指標を導入することが検討された。例えば、土地の生産性ダイナミクス、土地被覆変化、炭素ストック(地上部・地下部)の傾向等の指標を用いることで、リオ3条約の連携を高められるという。なお、この協議は中国が主催を務め、コスタリカ、フランス、モロッコ、ミャンマー、ナミビア、パナマ、セネガルの大臣や専門家らが参加した。【国連砂漠化対処条約事務局】