一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカエネルギー省、天然ガスシステムからのメタン排出削減のための新たな取組みを発表
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2014.08.11 【情報源】アメリカ/2014.07.29 発表
アメリカエネルギー省(DOE)モニツ長官は、メタン排出削減の政府戦略の一環として、「天然ガスの輸送・供給インフラの近代化を進めるための取組み」を発表した。これは、政府とDOEが、大統領気候行動計画に基づき開催した、天然ガスシステムからのメタン排出削減に関する第5回会議の後で発表されたもので、「取組み」の主な内容は以下のとおりである。・新たな天然ガス圧縮機のエネルギー効率基準の設置に着手。
・高度な天然ガスシステムの製造―産業界と協力し、天然ガスのシステム効率を改善し、メタン漏出を削減するための、製造研究開発イニシアティブを評価、確立。
・天然ガスインフラ最新化のためのインセンティブ―天然ガス輸送インフラ最新化で新たな投資に対するコスト回収の確実性を高める方法を調査するよう、連邦エネルギー規制委員会(FERC)に提言。
・効率的な天然ガス供給に関する州のリーダーシップの促進―インフラの最新化への投資や天然ガス供給ネットワークの改修を促すために、アメリカ州公益事業規制委員協会と提携し、助成金や技術支援を提供して同協会の意思決定に情報を与える。【アメリカエネルギー省】