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環境ニュース[海外]

ドイツ ドイツ、デンマーク、オランダがワッデン海の保全をさらに促進

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2014.02.19 【情報源】ドイツ/2014.02.05 発表

 ドイツ、デンマーク、オランダの三ヶ国政府は、ワッデン海の保全に向けた複数の対策に合意した。デンマークで開催された3ヶ国会合において協議されたもので、東大西洋側の渡り鳥の通り道となる地域の保護状況の改善と共通の観光戦略の実施が進められる。さらに会議では、国立公園の管理者や自然保護団体などが、東大西洋における渡り鳥の保護に向けた共通の理念に署名した。渡り鳥は、繁殖のために北方や越冬のため南方に移動しており、ワッデン海は、年間1000万から1200万匹の渡り鳥が休息する貴重な地域となっている。また、観光戦略は、環境保護団体や観光団体、連邦、州政府によって策定されたもので、はじめて3ヶ国が「世界自然遺産」の名のもと、共同で自然に配慮した観光を実行することになる。ここでは、ホテルやレストラン、環境に配慮した交通機関、国境を越えた環境教育組織と協働で進められる。ワッデン海のオランダとドイツの領土にあたる地域は、2009年にUNESCOによって世界遺産に登録された。ドイツとデンマークとオランダは、現在、UNESCOに対し、登録エリアをデンマークの領土部分にも拡大するよう働き掛けている。3ヶ国は過去35年以上、ワッデン海の保護を共同で実施している。【ドイツ連邦環境省】

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