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環境ニュース[海外]

EU 欧州委員会が新たな気候・エネルギー政策の目標を定めた枠組みを提案

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2014.02.06 【情報源】EU/2014.01.22 発表

 欧州委員会は、2030年に向けた気候・エネルギー政策の枠組みを公表した。ここでは、温室効果ガス排出量の1990年比40%減、EU全域で拘束力を持つ再生可能エネルギーの割合目標として27%以上、エネルギー効率促進に向けた野心的目標、新たな統治制度、競争力を持ち安定したエネルギーシステムを確保するための新しい指標の設定を柱としている。エネルギー価格・費用に関する詳細な調査結果を基盤に策定したもので、これにより、投資家に対する法規制の安定性、加盟国間の協調的な措置の確保、新しい技術の発展を導くとしている。また、枠組みは、長期的な視点での価格変動の可能性を考慮しており、低炭素経済とすべての消費者に支払可能な価格のエネルギーを提供し、EUにおけるエネルギー供給の安定性を高め、エネルギー輸入への依存を削減し、成長と雇用への新しいチャンスを創出する競争力を持つ安定したエネルギーシステムの促進を目指している。枠組みは、今後、欧州議会と欧州理事会において審議される。枠組みは、2021年に開始するEU排出量取引制度・市場安定化リザーブに関する法案も含んでいる。また、これと並行してヨーロッパにおけるエネルギー価格・コストに関する報告書が公開され、エネルギー価格の上昇は、費用効果の高いエネルギー・気候政策、競争力のあるエネルギー市場、エネルギー効率の上昇により緩和することが示唆されている。【欧州委員会気候行動局】

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