一般財団法人環境イノベーション情報機構
国連環境計画、気候変動枠組条約の気候技術センター・ネットワーク(CTCN)長任命を発表
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2014.02.04 【情報源】国連/2014.01.18 発表
国連環境計画(UNEP)は、国連気候変動枠組条約のもとに設立された「気候技術センター・ネットワーク」(CTCN)の代表者(Director)に、フィンランドのユッカ・ウオスカイネン(Jukka Uosukainen)氏が任命されたと発表した。2010年にカンクンで開催された気候変動会議で、各国政府はエネルギー効率、再生可能エネルギー、早期警告システムなど気候関連技術の開発と途上国への移転の促進を目的とする、新たな「技術メカニズム」の設立に合意した。CTCNはこの技術メカニズムの実施面を担当する機関である。デンマークのコペンハーゲンに拠点をおき、主な機能は(1)途上国からの要請を管理し対応する、(2)技術移転を加速するため、協力と情報アクセスを推進する、(3)気候に関する技術移転のため、ネットワーク、パートナーシップ、能力養成を強化する、の3つ。UNEPのシュタイナー事務局長は、この任命により、CTCNは実質的貢献を開始する準備ができたとしている。ウオスカイネン氏は、国内および国際環境分野で20年以上の活動経験を持ち、気候変動枠組条約やUNEPなど国連機関の活動を牽引してきた。最近はフィンランド政府の気候変動特使を務めていた。【国連環境計画】