世界資源研究所と世界銀行、持続可能な都市交通を目指し自治体や企業と会議開催へ

　世界資源研究所（WRI）の持続可能な輸送センター（EMBARQ）と世界銀行は、2014年1月16～17日、米国ワシントンDCにて、発展途上国における持続可能な都市交通の可能性を考える国際会議を開催する。現在どのような選択をするかが、今後の長期的な交通パターンや温室効果ガスの排出を左右する。未だ大きなインフラ不足に直面している発展途上国だが、経済発展や福祉の向上を促進しつつ、車依存社会を一足飛びに飛び越し、大気汚染やエネルギー消費、交通事故死や渋滞の少ない複合一貫輸送戦略を受け入れるチャンスがある。第11回目となる本会議は、自治体や企業も参加し、都市の持続可能な交通を促進させるビジネスの可能性を検討するほか、より包括的で最適な交通システム、リーダーシップとガバナンス、気候資金、中規模都市、新興成長市場と交通安全をデザインする技術ソリューション等について議論する予定である。【世界資源研究所】