一般財団法人環境イノベーション情報機構
韓国、環境影響評価書の公開を拡大
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2014.01.17 【情報源】その他/2013.12.26 発表
韓国環境部(MOE)は、2014年1月1日から環境影響評価書の公開を拡大すると発表した。これまで、環境影響評価に関する情報は、評価を行う機関および担当者にのみ公開されていたが、情報を公開することによって一般の人々からの意見を取り入れる手段を拡大し、環境影響評価に対する国民意識を高め、評価書の予測可能性や透明性など質の向上を目指す。公開される評価書は大幅に増加し、事前評価書および戦略的評価書も含めると全評価書の54%にも上る。2014年にはこれを80%に拡大する予定だという。MOEは、環境影響評価支援システム(EIASS)の利用や一般の人々とのコミュニケーションを強化するため、認証やログインシステムを省くことで評価書へのアクセスを簡単にし、制度的枠組みの改善と利用者からの苦情や不満を解決するために意見を集約するシステムも設けた。また、EIASSを通じて環境影響評価に関する協議の進捗状況をリアルタイムで公表し、補足説明が必要な場合は、携帯電話サービスを通じて事業者や承認機関に通知するとしている。【韓国環境部(MOE)】