一般財団法人環境イノベーション情報機構
砂漠化対処条約第11回締約国会議、ナミビアで開幕
【地球環境 砂漠化】 【掲載日】2013.10.01 【情報源】国連/2013.09.16 発表
国連砂漠化対処条約(UNCCD)第11回締約国会議(COP11)が2013年9月16日、ナミビアの首都ウィントフックで開幕した。2週間の会期中、締約国195ヵ国は土地管理をあらゆるレベルで改善するための行動を明確にし、また、干ばつの影響緩和や砂漠化・干ばつへの対処が過去2年間にどう進捗したか再検討する。開幕にあたり、ルック・ニャカジャUNCCD事務局長は同会議の重要性について述べ、特に2012年のリオ+20(国連持続可能な開発会議)で得た「土地劣化について中立な世界」に関する合意を実際的行動に移すこと、条約の科学的根拠の強化、及び目標設定の手法に関し同会議が重要となることを強調した。第1週は、第2回科学会議の成果を踏まえ、UNCCD十年戦略(2008‐2018年)の前半終了後の進捗状況の調査と今後5年間の道筋の検討を行い、第2週はハイレベル会合を開催する。また、リオ+20の成果の追跡も行うという。COP11ではそのほか、条約実施に関して地域調整を促すメカニズムの改善なども議題となっている。【国連砂漠化対処条約事務局】