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環境ニュース[海外]

2002年世界環境デー「地球にチャンスを」

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2002.06.14 【情報源】国連/2002.06.05 発表

 6月5日、UNEPのクラウス・テプファー事務局長は世界環境デーのメッセージを発表した。
 「つい先日、UNEPの登山隊がエベレストより下山した。登山隊は、温暖化による氷河の溶解状況について有意義な記録を持ち帰った。また、一行は観光登山がエベレストに及ぼす影響についても調査し、観光により大きな負荷がかかっていると結論付けた。
 「世界環境デー」は、環境についてじっくり考える機会である。国際山岳年でもある今年、私は『地球にチャンスを』と力説したい。毎日の生活がどれだけ地球に影響を与えているか考えてみてほしい。
 山々は太古から崇められてきた。しかしそれだけではもはや山々を守ることはできない。山々は我々にとって、水源であり、エネルギーの源泉であり、そこに住む者に恵みをもたらすものである。山のエコシステムは低地、淡水、さらに海に影響をもたらす。持続可能な開発は、必須である。山々は経済的に未開の宝庫であり、持続可能な開発の生命線である。
 山は同時に多くの観光客を魅する。国際エコツーリズム年である今年は、特に山でのエコツーリズムの促進に努めるべきである。ある地域では、持続可能な観光が、持続可能な開発への第一歩とされている。
 世界環境デー、山だけではなく、海、陸地、水、大気も同様に保護するための行動を起こそうではないか。『地球にチャンス』を与える行動を起こそうではないか。汚染されてない環境は私たちの生命線であり、貴重な資源である。もし私たちが地球にチャンスを与えられるなら、環境もなんとか持ちこたえられるだろう」【UNEP】

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