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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、皮膚ガン予防のため、国民に対策を呼びかけ

地球環境 オゾン層】 【掲載日】2013.06.04 【情報源】アメリカ/2013.05.20 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、全米皮膚ガン予防協会、食品医薬品局(FDA)、疾病管理予防センター(CDC)とともに、夏に向かうメモリアルデー連休前の金曜日(5月24日)を「日焼け防止デー」とし、夏の間の健康を守り、皮膚ガンを予防するための対策をとるよう国民に呼びかけている。
 太陽の紫外線は皮膚ガンの原因になるなど健康に有害である。この紫外線を吸収する成層圏オゾン層を保護するため、世界の国々はモントリオール議定書を締結してオゾン層破壊物質の段階的な廃止に取り組んできた。この取組は、オゾン層回復に向け着実に前進しており、科学者はオゾン層が今世紀後半には回復すると予測している。
 しかし現在のところ、アメリカで一番多いガンは依然として皮膚ガンであり、現在の傾向が続けば、国民の5人に1人は一生の間に皮膚ガンになるという。太陽の下で過ごせば皮膚ガンのリスクは高まるが、その時間を制限し、各自に適した日焼け止めを使い、衣服をはおることで、リスクを減らすことはできる。日陰を探す、日焼けマシンは使わない、紫外線指数をチェックする等簡単な具体策が国民に示されたほか、日焼け止め製品を選びやすくするためのラベリング規則が新たにFDAにより発表された。【アメリカ環境保護庁】

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