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環境ニュース[海外]

大気汚染と都市貧困地域との相関関係を報告

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2002.06.04 【情報源】イギリス/2002.05.24 発表

 イギリス環境・食糧・地方事業省の調査により、都市において、貧困者層の密集する地域が最も大気汚染にさらされていることが明らかになった。これは、5月24日に公表された「NO2と粒子状物質(PM10)による大気汚染と社会的貧困に関する詳細調査(Further Analysis of NO2 and PM10 Air Pollution and Social Deprivation)」の結果によるもの。
 ミーチャー環境大臣は「政府がこれまで行ってきた都市向けの大気質改善対策は、成果を見せ始めたばかりである。ここ10年間ほど、交通や産業からの排気ガスが減少するにつれ、都市部で大気質が悪いとされる日数は減ってきている。地方当局は、数ヶ月以内に、大気質行動計画を導入し、被害都市の生活レベルがいち早く改善することを願う」と述べた。
 報告書の概要は次のとおり。
・ロンドン、バーミンガム、ベルファストでは、大気汚染レベルの高い地域は、概して貧困地区に見られる。
・ロンドンの一部の地域とカーディフでは、市街地近くの貧困地区の大気汚染レベルがかなり高い。
・大気質改善策は貧困地域で大きな効果を発揮し、社会的格差を縮めるのに役立つであろう。
【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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