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環境ニュース[海外]

イギリス、シェールガス開発に対する新たな管理措置を発表

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2012.12.27 【情報源】イギリス/2012.12.13 発表

 イギリスのエネルギー・気候変動省(DECC)は2012年12月13日、シェールガス開発による地域住民と環境への悪影響を防ぐため、新たな管理措置を発表した。イギリスではこれまでにただ一カ所、ランカシャー州でフラッキング(水圧破砕法)によるシェールガス探査が行われたが、小さな地震が2回発生したため、2011年5月以降中断されていた。DECCは詳細な研究と分析を専門委員会に委託したほか、パブリックコンサルテーションを実施。さらに王立協会と王立工学アカデミーによる報告書の結果を受けて、フラッキングに伴う地震のリスクは管理措置を設けることで効果的に制御できると結論し、今回の発表に至った。新たな管理措置には、フラッキング開始前の事前審査で地震リスクと断層の有無を評価すること、フラッキング計画はDECCに提出し、地震リスクへの対処方法をその中で示すこと、フラッキングの実施前、実施中、実施後に地震をモニタリングすること、地震活動の種類を示すとともに対応を指示する信号システムと、一定の条件下でフラッキングを停止するシステムを設けること等が盛り込まれている。【イギリス エネルギー・気候変動省】

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