一般財団法人環境イノベーション情報機構
韓国環境部、環境福祉と将来への備えを重点とする2013年予算を公表
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2012.10.11 【情報源】その他/2012.09.25 発表
韓国環境部は、2013年度の予算について、前年度から5.3%増加し、5兆2520億ウォンを計上したと発表した。河川流域基金(8660億ウォン)及び石綿救済基金(320億ウォン)を加えると初めて6兆ウォンを超える規模となった。本予算では、環境福祉及び次世代・未来環境への備えを重点的に増額。環境福祉分野では、社会的弱者に対する環境福祉サービス予算を59億ウォンから115億ウォンへ倍増したほか、条件不利地域における水道設備の拡大、廃棄物削減に有効なRFID(無線ICタグ)システムの確立等が重視された。
また、気候変動への備えや環境産業育成などの未来環境への投資分野では、継続事業として、効果的な温室効果ガス目標管理に向けたインフラ構築やキャップ・アンド・トレード制度推進に124億ウォンを計上。また、環境産業における研究開発支援にも増額したほか、新規事業として、環境産業を総合的に支援する実証地区建設、低炭素車の購入支援や絶滅危惧種の保護・野生復帰等も予算化された。そのほか、水質保全や自然生態系保護予算も概ね増額となった。【韓国環境部】