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環境ニュース[海外]

アメリカとメキシコ、国境の環境問題に取り組む「ボーダー2020」プログラムに署名

環境行政 法令/条例/条約】 【掲載日】2012.08.22 【情報源】アメリカ/2012.08.08 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)とメキシコ天然資源環境省は、両国国境地帯の環境プログラム「ボーダー2020」協定に署名した。「ボーダー2020」は、1983年にアメリカ・メキシコ国境地域の環境協力のため締結されたラパス協定の下で実施される最新プログラムで、2012年で終了した「ボーダー2012」に続くものである。「ボーダー2012」では、国境地帯の住民850万人に上下水サービスを整備するなど、多くの成功を収めている。
 新たに締結された「ボーダー2020」では、今後8年間、国境を越えて広がる大気の質の改善(自動車検査プログラムや舗装による大気浄化、アンチアイドリング技術の促進等)、国境にまたがる集水域の水質と水供給の改善のほか、廃棄物や電子機器・バッテリー・タイヤの管理等、主要分野の改善をめざし活動するという。
 両国国境地帯は、住民約1400万人の生活の場であり、世界有数の国際貿易地域でもある。EPAは、この地域の環境と住民の健康保護は、アメリカの安全と健康、経済的活力のためにも不可欠だとしている。【アメリカ環境保護庁】

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