一般財団法人環境イノベーション情報機構
EU LIFE+に新たに202件のプロジェクトを承認
環境行政】 【掲載日】2012.08.03 【情報源】EU/2012.07.20 発表
欧州委員会は、環境のための財政措置「LIFE+」について、新たに202件のプロジェクトを承認したことを公表した。これらのプロジェクトは、自然保護、環境政策、気候変動、環境問題に関わる情報通信技術の分野で行われる事業であり、承認されたプロジェクトへの投資総額は合計で5億1650万ユーロとなり、そのうち2億6840万ユーロを欧州連合が拠出する。2011年7月のプロジェクト申請終了時点で、加盟国27ヶ国から1078件の申請書が提出されていた。選ばれた202件のプロジェクトは、LIFE+の3つのカテゴリーである「自然と生物多様性」、「環境政策とガバナンス」、「情報とコミュニケーション」において、共同出資の形式で実行されるものである。詳細は以下のとおり。●カテゴリー「自然と生物多様性」
76件を承認。絶滅の危機にある種や生息空間の状況の改善を目的にするもの。野鳥指令・生息地指令、並びにNatura2000ネットワークの実行に関する自然保護プロジェクトが71件。生物多様性に関するプロジェクトが5件。
●カテゴリー「環境政策とガバナンス」
113件を承認。革新的政策アプローチや技術、手法の開発に関するパイロットプロジェクト。特に、気候変動対策が23件。他に、他の分野に重点を持つものの温室効果ガス排出削減に直接影響するプロジェクトも多数。廃棄物及び水分野がそれぞれ29件と19件。
●カテゴリー「情報とコミュニケーション」
13件を承認。環境問題に関する情報普及と意識の改善を目的にしたもの。森林火災に関する講習やキャンペーン。
【欧州委員会環境総局】