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環境ニュース[海外]

野生生物違法取引に情報部で対抗

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2002.05.02 【情報源】イギリス/2002.04.22 発表

 イギリスのミーチャー環境大臣は、国内外の野生生物違法取引取り締まりのため、新たに全国野生生物犯罪情報部(National Wildlife Crime Intelligence Unit)を編成すると発表した。
 同大臣は、ある推計によると、国際的な野生生物取引の売上は毎年200億ドル(約2兆5000億円)にも達するが、その4分の1は違法取引によるもので、麻薬取引額に次ぐ売上高となっていると指摘。今回設置される情報部は、組織化した違法取引に、警察、税関と連携しつつ対抗しようとするものだという。
 情報部の主な任務は
・幅広い情報収集と分析、それをもとにした実施戦略の組み立て。
・警察、税関との協力強化。共同調査活動の実施。
・野生生物違法取引関係者の身元の割り出し。
・貴重生物やキャビア、象牙、シャトーシュ、オウム・野鳥捕獲等関連商品の情報収集
・警察その他のデータベースへのアクセス確保、情報収集システムや分析技術の向上
 情報部設立に向け、環境・食料・地方事業省は44万ポンド(約8000万円)、警察は10万ポンド(約1850万円)を提供した。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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