一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ、大気汚染物質と体調変化を測定する携帯型センサーの設計コンペ開催を発表
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2012.06.20 【情報源】アメリカ/2012.06.06 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)、国立環境衛生科学研究所(NIEHS)、保健社会福祉省全米医療IT調整官室(HHS ONC)は、研究者や医師、自治体が、大気質と市民の健康との関係を把握できるよう、「My Air, My Health(MAMH)」(身の回りの大気と健康)と題する全国コンペを行うと発表した。これは、身の回りの大気汚染とそれに対する個人の身体的反応(心拍数や呼吸数)を測定する個人用携帯型センサーの設計案を募集するもので、応募者は、センサーの設計に加え、データを収集して研究者や関係機関等に伝える方法についても案を示さなければならない。最終選考に残るのは4人で、それぞれに1万5000ドルが授与された後、環境や公衆衛生を所管する政府機関や市民の実際の利用を視野に試作機を作成する実証段階に入る。この段階を経た後、大気質データと健康データを最も効果的に組み合わせ、予想される長期的健康影響まで考慮した実用的装置を開発した者に、10万ドルが授与される。【アメリカ環境保護庁】