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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、アンモニアの一日耐容摂取(吸入)量の緩和を含む健康評価案を公表

環境行政 環境基準】 【掲載日】2012.06.15 【情報源】アメリカ/2012.06.01 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は2012年6月1日、統合的リスク情報システム(IRIS)に掲載するアンモニアの健康評価案を発表した。アンモニアは、肥料や医薬品、家庭用洗浄剤などに広く使われており、吸い込むと呼吸器に障害を起こす可能性がある。今回公表された評価案には、生涯毎日吸入しても健康影響を引き起こさないとされる一日耐容摂取(吸入)量も含まれており、IRISに掲載されている現行値よりも緩い値に変更されている。この評価案は今後60日間のパブリックコメントに付されるとともに、独立した専門家のピアレビューに回される。
 またこの評価案は、2011年4月に全米科学アカデミー(NAS)が勧告したIRIS評価方法の改善に対するEPAの対応の進展を示すものでもあり、合理的でわかりやすい文書様式を採用し、文献検索方法の記述も定型化するなどの改善が図られている。ピアレビュー等を経てアンモニアに対する最終的な健康評価が定まれば、IRISデータベースに収載され、オンラインで公開される。このデータベースには550以上の化学物質とその健康影響に関する重要な情報が収載されている。【アメリカ環境保護庁】

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