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環境ニュース[海外]

ドイツ連邦内閣、ドイツ資源効率化プログラムを承認

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2012.03.14 【情報源】ドイツ/2012.02.29 発表

 ドイツ連邦内閣は、ドイツ資源効率化プログラム(ProgRess)を承認した。ProgRessは、市場促進策、研究、そして技術革新、またコンサルティングの提供を通じて、ドイツ経済における原料生産性を継続的に向上させ、経済成長と資源消費を切り離すことを目指すものである。連邦政府は、ProgRessによって、原材料の持続可能な利用に関する包括的なプログラムを初めて示すことになる。ProgRessには、主に資源効率の向上のための新しい対策や事例がまとめられており、持続可能な原材料供給の確保、製造時の資源効率の向上、資源効率の高い消費活動の形成、資源効率の高い循環経済の創出、並びに分野を超えた手段の活用といった総合的な付加価値が考慮されている。さらに、中小企業に対するエネルギー効率化コンサルティングや環境マネジメントシステムの支援、公的調達における資源効率の高い製品やサービスへの考慮の強化、自主的な製品マークや認証システムの強化といった経済界や社会における自主的な対策やイニシアティブの強化も含まれている。2009年、世界中で680億トン以上の原材料が利用された。2000年時より3分の1増加し、1970年代末と比較すると倍増している。2050年までに、世界人口は90億人にまで増加すると予測されており、さらに中進国の経済成長も進んでいることから、原材料の需要は引き続き大幅に増加することが見込まれている。同時に、原材料の集中した利用は、温室効果ガス有害物質の放出、生態系生物多様性の侵害といった環境への影響をもたらす。連邦政府は、既に2002年、国家持続可能戦略において、ドイツにおける原材料生産性を2020年までに1994年比で2倍に増加させる目標を定めている。さらに、2010年の原材料戦略においては、この目標を実行するために資源効率化プログラムを開発することが承認されている。ProgRessには、連邦政府だけでなく、14の連邦州政府と23の団体による模範的な独自の活動が紹介されている。【ドイツ連邦環境省】

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