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環境ニュース[海外]

韓国環境部、2012年政策を発表

環境行政 行政資料】 【掲載日】2012.01.19 【情報源】その他/2011.12.30 発表

 韓国環境部は、2012年の環境政策について発表した。これによると、第一に、健康被害軽減のために、製品(哺乳瓶など)に使用される化学物質の許容基準を設定し、それを上回る製品の製造、販売を制限するとしている。また、2009年以降に建築された施設に適用されている子供の活動空間に関する安全管理基準を、すべての保育施設と遊び場に2016年まで適用する。喘息などの環境疾患を誘発する建材については、それを表示するシステムを導入。低所得世帯を含む2000世帯に対し、環境疾患の要因の特定・改善事業を実施する。健康被害軽減のためには製造から廃棄に至る全過程での化学物質管理の必要があることから、その登録・評価などに関する法令を設置し、使用中又は使用予定のすべての化学物質を評価する。有害であることが明らかになった場合、その使用を制限、もしくは部分的に禁止する。
 第二に、温室効果ガスの大幅削減のために、グリーンカードの発行拡大と電気自動車2500台の導入を予定。産業部門と公共部門で、目標管理制度により900万トン超の温室効果ガス削減を見込んでいる。輸送部門の主な政策として、温室効果ガス排出量に応じた車両価格設定も提案されている。
第三に、主要4河川の再生計画実施後の水質管理については、汚染源の管理を強化し、雨水によって汚染物質が河川に流れ込まないよう様々な対策を計画している。【韓国環境部】

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