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環境ニュース[海外]

北米でのスモッグ防止策の有効性明らかに

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】カナダ/2000.10.11 発表

 アンダーソン環境大臣は、10月11日、北米対流圏オゾン調査戦略(North American Research Strategy for Tropospheric Ozone;NARSTO)のレポートに基づき、ここ30年間で北米、とくに大都市部における地上レベルオゾン(スモッグ)が削減していることを発表した。同大臣は、「改善が明らかになってきたのは喜ぶべきことであるが、まだまだこの努力は始まったばかりである」として今後もスモッグ削減のため技術開発等を進めていくことを明らかにした。
 NARSTOはカナダ・米国・メキシコ3カ国の産官学協同による大気環境改善を目的とした研究機関で、科学調査に基づく報告・政策提言をしている。
 今回のレポートでは、スモッグ削減においていくつかの進展が見られるものの、人口増加とさまざまな経済活動が原因で、本来到達できる削減レベルには達していないことが指摘されている。しかしながらオゾン科学自体、10年前に比べて理解が進んでおり、人口増加等のマイナス要因を除いてもスモッグ削減には一定の成果が見られたことも指摘しており、同レポートでは調査・モニタリング・政策協調等の分野で、科学者や政策担当者が引き続き協力していくことを呼びかけている。【カナダ連邦環境省】

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