一般財団法人環境イノベーション情報機構
欧州委員会、環境と気候のための新LIFEプログラムを提案
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2012.01.05 【情報源】EU/2011.12.12 発表
欧州委員会は、環境プロジェクトを助成する「LIFE」プログラムについて、次期2014〜2020年も継続し、これに32億ユーロを充当することを提案する。新LIFEプログラムでは、これまでの「環境」に加えて「気候アクション」サブプログラムを新設したほか、多年度作業計画の優先順位を明確化し、他のEU、国内、民間資金を活用する「統合プロジェクト」で、より大規模にプログラムを実施する可能性ももたせた。1992年に始まったLIFEは、EUの環境政策の実施に大きな役割を果たしてきた。これまで、3期が完了、現在4期目(2007〜2013年)としてLIFE+が進行中である。これまで、環境保護のための3500件以上のプロジェクトに、25億ユーロの資金を提供してきた。
コニー・ヘデゴー気候行動担当委員は、「提案した新プログラムでは、気候に関する資金を3倍に増やしている。これにより、低炭素化・気候変動に対する回復力向上の取組や、中小企業・NGO・地方自治体の小規模気候プロジェクトへの支援を強化できる」としている。【欧州委員会】