一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ、農村地域の強化のための評議会をホワイトハウスに設置
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2011.06.24 【情報源】アメリカ/2011.06.09 発表
アメリカ政府は、ホワイトハウスに初の農村評議会(White House Rural Council)を設置すると発表した。農村地域は環境面などで様々な問題を抱えているが、一方で経済の潜在的成長力も秘めており、評議会を設置することで農村地域の強化とアメリカ全体の経済成長の促進に政府全体で取り組んでいくという。評議会は、農村地域における経済的な繁栄と生活の質の向上のため官民が連携して行う取組を促進し、農村地域への投資に関する助言、農業団体や地方自治体など利害関係者と政府との調整を行う。また、アメリカ環境保護庁では、農村地域が、エネルギー問題に対しクリーンで持続可能な解決方法を実行しているとし、評議会の支援を受け、環境や健康を守るため農村地域と様々な協力を行っていくという。今後数か月の間に、評議会では、農村地域への資本の流れを促進し、ネットワークを拡大するなど雇用の創出や経済開発に重点的に取り組む。就任以来オバマ政権は、農村地域の生活の向上に多くの措置を講じてきたが、今後は、農村地域に人々が再定住し、自立し、経済的に繁栄できるよう長期的な支援を行っていく。【アメリカ環境保護庁(EPA)】