EU、環境と安全のためのグローバル・モニタリング（GMES）を用いた土地モニタリングを開始

【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2011.06.13 【情報源】EU／2011.05.25 発表

　欧州環境庁と欧州委員会は、ヨーロッパにおける土地モニタリングに関する情報提供の実施について合意した。土地モニタリングは、欧州共同体と欧州宇宙機関によって設立された環境と安全のためのグローバル・モニタリング（GMES）によって実行される。GMESの目的は、土地、海洋、大気における環境状況を監視し、自然災害やその他の災害の危機から市民の安全状況を改善することにある。GMESによる土地モニタリングサービスは、地域レベルからグローバルレベルまで、都市地域、森林、草地、湿地、河川地域等における土地被覆の変更に関する詳細な情報を提供することになる。データは、欧州宇宙機関によって開発された衛星と地球観測ミッションをもとに集められ、さらに航空機搭載センサーや地上センサーからの源位置情報によって補足される。欧州環境庁は、2011年から2013年にかけて、プロジェクトの技術的実行の調整に3000万ユーロを拠出する。【欧州環境庁】