一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ環境保護庁、グリーンチルパートナー「プラチナ賞」をカリフォルニアのスーパーマーケットに授与
【地球環境 オゾン層】 【掲載日】2011.05.31 【情報源】アメリカ/2011.05.17 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、カリフォルニア州のスプラウツ・ファーマーズマーケットの新店舗(ウエストレーク)に、冷媒関連での環境対策を評価してカリフォルニア州では初めてのグリーンチルパートナー「プラチナ賞」を授与した。EPAによると、これまでプラチナ賞の認定は、全米でも同店を含めわずか3店舗。業績向上と環境配慮は両立し得ることを、同店の成果が証明しているという。グリーンチルはEPAが2007年から食料品小売業界を対象に始めたプログラムで、冷媒の使用量や排出量の削減、漏出防止によってオゾン層の保護などに取り組む協賛企業を支援している。達成度に応じて授与される各賞(プラチナ、金、銀)の認定基準の中ではプラチナ賞が最も厳しく、冷媒排出量は全米食料品店舗平均の95%削減、設置時の100%気密性確保などの条件が課される。EPAの試算では、同業界全体が冷媒排出量を削減してグリーンチル企業の平均値12%を達成した場合、冷媒補充費用のみでも年間1億ドル以上の節約になり、同時に二酸化炭素換算で年間排出量2200万トンとオゾン層破壊物質の同240トンを削減できるという。【アメリカ環境保護庁(EPA)】