一般財団法人環境イノベーション情報機構
持続可能な開発バロメーター向上
【環境行政 行政資料】 【掲載日】2002.03.26 【情報源】イギリス/2002.03.13 発表
ミーチャー環境大臣は、3月13日、イギリスの社会・経済・環境の状態を評価する「生活の質バロメーター(quality of life barometer)」について、過去3年間の達成状況に関する報告書「2001年版 生活質の向上の実現(Achieving a better quality of life 2001)」を公表した。イギリス政府は、持続可能な開発の達成状況を評価するために150の指標を選定しているが、このうち、主要な15の指標を生活の質バロメーターと呼んでいる。今回の報告書は、1999年に公表された報告書「生活質の向上(A better quality of life)」に続く第2版となる。
報告書から、環境については、イギリスから排出される大気中の温室効果ガスの割合が減少したこと、大気及び河川の質が著しく向上していること、森林系の野鳥が増加していることなど改善も見られる一方、家庭廃棄物・産業廃棄物が増加するなどマイナス面も明らかになった。
ミーチャー大臣は、「生活の質バロメーターは明らかに上がってきている」と評価しながらも、「まだ改善の余地がある」とさらなる取組を促した。【イギリス環境・食糧・地方事業省】