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環境ニュース[海外]

韓国国立生物資源研究所、生物資源確保のため、10年間で200万種の在来種発掘をめざす

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2011.01.11 【情報源】その他/2010.12.24 発表

 生物資源をめぐる国際競争が激化するなか、韓国環境省付属の国立生物資源研究所(NIBR)は、まだ確認されていない在来種の発掘に取り組み、10年間で200万種の在来種発掘をめざす計画だ。
 韓国環境省の推定によれば、朝鮮半島には10万種の生物が生息するが、そのうち科学的に確認されているものは3割にすぎない。こうした在来種を発見するほか、同研究所は、戦時中などに韓国政府の適切な許可を得ずに海外に持ち出された種の調査も実施している。こうした種の標本は15ヶ国50か所の組織に保管されており、その数は100万件と推定されている。
 同研究所は、その返還を受けることを優先課題に掲げ、2011年に取り組みを本格化する。特に、ロシアのコマロフ植物学研究所、日本の国立科学博物館、北海道大学植物園・博物館とは十分な協議を行う予定で、円滑な返還をめざし、相互の利益になるような現実的な返還方法を探りたいとしている。【韓国国立生物資源研究所】

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