一般財団法人環境イノベーション情報機構
カナダ、国とブリティッシュコロンビア州が温室効果ガスのデータ収集を国に一元化
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2011.01.06 【情報源】カナダ/2010.12.17 発表
カナダのジョン・ベアード環境大臣とブリティッシュコロンビア州のジョン・ヤップ気候対策担当大臣は、事業者から両政府への温室効果ガス排出報告の窓口を国に一元化すると発表した。ベアード大臣は、「温室効果ガス排出に関する正確な報告は気候変動に関する国内外の目標と義務の達成に必要な重要データを提供する。今回の合意は、報告をめぐる産業界と政府双方の負担軽減につながる」と歓迎する。ヤップ大臣は、「報告窓口の一元化は州内の事業者の時間と費用の節減になり、北米における地域的なキャップ・アンド・トレード制度創設に向けた重要なツールになる」としている。連邦・州・準州政府は、カナダ環境閣僚会議のもとですべての管轄区が温室効果ガス削減の測定・追跡・進捗報告をできるようにすることを約束した。温室効果ガス排出報告義務化に伴い、カナダ環境省は2010年3月15日に情報収集のための一元窓口報告制度を設けた。カナダは、コペンハーゲン合意に記された、2020年までに2005年比17%の排出削減という目標の達成に努めている。【カナダ環境省】