イギリス、田園の生物生息地調査結果を公表

　10月27日、イギリスの環境・食糧・農村地域省（DEFRA）は、国内の田園地帯の動植物生息地に関するに関する包括的なアセスメント結果（Countryside Survey）を公表した。ここでは、受粉、土壌、淡水の水質、生物多様性との関連性など、多様な生態系について調査している。中でも、2次自然生息地である小さな区画が分析され、1990年から2007の間に、蜜蜂に花蜜を提供する野生植物の数が減少していることが指摘されている。これは、競争力のある植物種の異常な繁殖が背景にあるとしており、受粉者を必要としている野生植物種に重要な変化をもたらすことが警告されている。【イギリス環境・食糧・農村地域省（DEFRA）】