中国副首相、中国緑化博覧会で植林拡大の必要性を指摘

　中国の回良玉副首相は、2010年9月27日、中国中部の河南省鄭州市で開催された第2回中国緑化博覧会（AEC）の開幕によせた祝辞のなかで、緑豊かな国を目指して、更なる植林推進の努力を行うよう呼びかけた。全国緑化委員会の責任者である同副首相は、「中国は、2010年までに森林被覆率を20％にするとの植林目標をすでに達成しており、環境改善に大いに寄与した。この成果は国際的な気候変動対策を大きく後押しするもの」と評価する一方で、「目標は達成したものの、中国における森林被覆率は依然として低く、植林の拡大が必要である」と指摘した。なお、今回のAECは、中国における植林の成果を紹介するため中国国家林業局と河南省政府が共同で開催。第1回AECは5年前に開催された。【中国環境保護部（MEP）】