次世代科学者を育てる教育を、アメリカ国立科学審議会が提言
アメリカ国立科学審議会(NSB)は、科学・技術・工学・数学(STEM)分野の将来の発展を担う人材育成を促す報告書を発表した。報告書は、教育制度を通じた人材開発が将来の技術革新の礎だとし、国の経済的繁栄、安全保障、生活の質が次世代のSTEM技術革新に依存すること、すべての学生が十分に能力を伸ばす機会を与えられるべきことを指摘、次世代のSTEMリーダーを育成するプロジェクトが必要だとしている。そのための提言として、報告書は、 (1)「学生に高水準の教育を受ける機会を提供する」学生の潜在能力を伸ばすためのさまざまな方法での支援、(2)「幅広く才能を発掘する」低所得層やマイノリティを含む、さまざまな層の学生の潜在能力を、見落としなく発見するための才能評価方法の開発・実施、教育者の訓練、(3)「サポート環境を整える」優れた業績や独創的な考えを称え励まし、達成されれば見返りを与えるような環境の整備、の3点を挙げる。NSBは、この提言が、今後の繁栄の持続と、アメリカの公平で優れたSTEM教育実現に役立つものとしている。【アメリカ国立科学財団(NSF)】
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