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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁(EPA)、規則制定の際の環境正義に関する手引きを公表

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2010.08.06 【情報源】アメリカ/2010.07.26 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、同庁の規則制定過程に環境正義を組み込むための暫定手引きを公表する。EPAのジャクソン長官は、環境正義を実現し、汚染によって過大な不利益を被ってきたコミュニティの健康と安全を守ることを優先課題としており、今回の手引きはそのための重要なステップである。『行動決定段階での環境正義への配慮に関する暫定手引き』は、従来の規則制定過程で十分に意見表明の機会が与えられてこなかった低所得者、マイノリティ、先住民社会及び種族民の発言力を強化し、環境正義を前進させることを目指している。この手引きには、過大な負担を負うコミュニティのニーズを、規則制定や科学的分析等、EPA職員の行動に組み入れるための、実行可能な複数のステップが示されている。ジャクソン長官は、今後はすべてのコミュニティとの対話を拡大し、EPAの意思決定過程へのかれらの参加を促すとともに、規則制定の際に環境正義に配慮することで、被害コミュニティとの協力をめぐるEPA職員の意識と実践を変えたいとしている。EPAは、環境正義の実現に向けた取組みをさらに前進させるため、同庁職員の指針であるこの手引きの優れた実施方法や改善点について、国民からの意見・情報を求めている。【EPA

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