一般財団法人環境イノベーション情報機構
EU、環境のための財政措置「LIFE+」の対象に210プロジェクトを選出
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2010.08.04 【情報源】EU/2010.07.23 発表
欧州委員会は、環境のための財政措置「LIFE+」について、新たに210プロジェクトを承認したことを発表した。これは、2007年から2013年に提出されたプロジェクトであり、自然保護、環境政策、並びに情報及びコミュニケーションの分野を対象にしたものである。承認されたプロジェクトへの投資総額は合計で5億1500万ユーロとなり、そのうち2億4980万ユーロを欧州連合が拠出する。欧州委員会は、2009年11月の時点で、27ヶ国の欧州連合加盟国の公的機関や民間機関から、600プロジェクトの申請を受理していた。プロジェクトの選出は、「自然と生物多様性」、「環境政策と行政の模範的実践活動」、「情報とコミュニケーション」の3つのカテゴリーにおいて、行われた。
●プロジェクトカテゴリー「自然と生物多様性」
84プロジェクトを選出。多くのプロジェクトが、生息地指令及び野鳥指令、並びにNatura2000ネットワークに関連するものである。
●プロジェクトカテゴリー「環境政策と行政の模範的実践活動」
116プロジェクトを選出。プロジェクトの分野は、廃棄物経済、及び自然資源、水管理、大気、化学物質、温暖化対策、エネルギーなど多岐にわたる。
●プロジェクトカテゴリー「情報とコミュニケーション」
10プロジェクトを選出。プロジェクトは、環境問題の情報普及活動、森林火災に関する意識改革を目的としたもの。【欧州委員会環境総局】