一般財団法人環境イノベーション情報機構
フランス、食品・環境・労働衛生安全庁(Ansés)が発足
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2010.07.16 【情報源】フランス/2010.07.02 発表
2010年7月1日、フランスの食品衛生安全庁(AFSSA)と環境・労働安全衛生庁(Afsset)が統合され、食品・環境・労働衛生安全庁(Ansés)が正式に発足した。二つの庁の任務と人材等資源を継承したAnsésの発足により、生活環境や労働環境、製品(農薬や化学品など)、食品に関連する健康リスクに関する専門知識や技術を総合的に備えた組織が誕生したことになる。Ansésの第一の任務は、関係省庁に対し、環境、職業、食品による曝露から健康を守るための政策策定や、リスク管理措置のために必要な専門知識や科学的、技術的な支援を提供することである。Ansésは、農業、消費、環境、厚生、労働を所管する各大臣の監督下に置かれる。 またAnsésには、社会的パートナー、NGO、環境保護団体や消費者保護団体、専門家団体、その他適格とされた個人などをメンバーとする理事会が設置され、市民社会全体がガバナンスに関われる体制がとられている。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省】