アメリカ エネルギー省、建物断熱化工事の施工者養成センターに2900万ドルを助成
アメリカ エネルギー省(DOE)は、アメリカ再生再投資法の下に27州の34プロジェクトを選定、建物断熱化工事の施工者養成センターの整備・拡張費として2900万ドルを助成すると発表した。このプロジェクトは、省エネ改修や断熱化工事の施工にあたる作業員や工事監督者等の技術向上を図るもので、環境保全に役立つとともに、アメリカ経済の競争力強化と雇用創出につながるとしている。養成プログラムは教室での授業、オンライン学習、体験学習教材を組み合わせる予定。今回の支援で既存の8養成センターが拡張されたほか、新たに26養成センターが設立され、オバマ政権のグリーン雇用拡大やエネルギー効率に優れた産業構築への取り組みを推し進める。オバマ政権はアメリカ再生法の下、建物断熱化支援に50億ドルを支出するなどクリーンエネルギー構築に向けた財政投資をしているが、今回の養成プログラムも、今年2月から既に約200,000世帯の断熱化工事のために資金提供をしている断熱改修支援プログラム(WAP)など、官民あげての省エネ対策を支援することになる。今回の養成センターは、公認認定基準、品質保証検査、同業者による現場指導等、エネルギー省の建物断熱化に向けた職業訓練プログラムの一部となる。【アメリカ エネルギー省(DOE)】
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