一般財団法人環境イノベーション情報機構
土地耕作契約25000件を超える 水質改善にも貢献
【自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2002.02.26 【情報源】フランス/2002.02.14 発表
フランス農業水産省は、2月14日、土地耕作契約(CTE 耕作直接補償対象)の実施状況を公表した。CTEは農業者の耕作計画に伴って提案される5年間の契約で、経済的収益性、雇用の維持と創出、高質な農産物のプロモーション等と並んで、環境や農村遺産の尊重を重視している。現在、25020件の土地耕作契約CTEが有効と認められ、20196件の契約が各知事により調印されている。国土全体の内、1600万ヘクタールがCTE契約を結んでおり、契約の55%は水質改善に貢献しているという。
ジャン・グラバニー大臣は「この結果には勇気づけられる。これはフランスにおける農業と社会の新たな共生関係を示している。これは新たな方針を示す大きな運動であり、フランスの国土利用において、消費者に対し、また農業者のイメージにとっても新たな方向づけとなる」と声明を述べた。【フランス農業水産省】