一般財団法人環境イノベーション情報機構
気候変動枠組み条約事務局 コペンハーゲン会議の成果報告書を公表
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2010.04.09 【情報源】国連/2010.03.31 発表
国連気候変動枠組み条約事務局は、2009年12月にデンマークのコペンハーゲンで開催された、第15回気候変動枠組み条約締約国会議・第5回京都議定書締約国会合(COP15/MOP5)の成果をとりまとめた報告書を公表した。報告書は2部構成で、一つは公式の議事録、もう一つは採択された決議がまとめられている。また、締約国会議の報告書には、コペンハーゲン協定の本文と、同協定への支持を表明した112カ国のリストも含まれている。なお、コペンハーゲン会議終了後、同条約事務局では、2020年までに、温室効果ガス排出量の削減等に関する約束を75カ国から受理している。これらの国からの温室効果ガス排出量は、世界全体の排出量の80%以上を占める。工業国41カ国からは、経済活動全体をカバーする正式な目標が提出され、途上国35カ国からは、温室効果ガス排出削減対策に関する情報が提出されている。
気候変動枠組み条約の次の交渉は、4月9〜11日まで、ドイツのボンで開催される予定で、2010年の検討の方法論等について合意することを目指す。また、同条約の第32回補助機関会合も、5月31日〜6月11日まで、同じくボンで開催される。【UNEP】