一般財団法人環境イノベーション情報機構
ワシントン条約締約国会議開催される
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2010.03.17 【情報源】国連/2010.03.12 発表
3月13日〜25日まで、カタールのドーハでワシントン条約締約国会議が開催され、170カ国から先住民、NGO、企業などの代表者、約1500人以上が参加する予定である。会議では、海洋生態系や森林生態系の破壊、地球上の生物資源に気候変動が及ぼす潜在的な影響を反映して、42件の提案がなされており、クロマグロやゾウの個体数、さまざまなサメ類、サンゴ礁、ホッキョクグマなどが議題に上る。国連総会で、2010年は国際生物多様性年とすることが宣言されており、ワシントン条約締約国会議は、各国政府が今年、生物多様性の保全活動を行う、1つの重要な機会となる。また、トラ・サイなど絶滅のおそれのある動物の製品の違法取引への取り組みや、野生生物を利用・管理している貧しい地域の人々の生活に、ワシントン条約に基づく規制等の措置が及ぼす影響についても話し合いが行われる。【UNEP】