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環境ニュース[海外]

類人猿保護へ3000万円以上を出資へ

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2002.02.14 【情報源】イギリス/2002.02.04 発表

 イギリスのミーチャー環境大臣は、2月4日、絶滅が危惧されるゴリラ、チンパンジー、ピグミー・チンパンジー、オランウータンなどの類人猿保護のために、政府全体で17万5000ポンド(約3300万円)を出資することを明らかにした。昨年から始まった、UNEPの「類人猿生存プロジェクト」(Great Ape Survival Project:GrASP)に資金を提供し、同プロジェクトを通じて世界中の類人猿保護を図る。
 主なプロジェクトの実施地域は、カメルーンや、火山の噴火でゴリラへの影響が懸念されるルワンダ、コンゴ、ウガンダなど熱帯地域にあるアフリカ諸国。具体的には、類人猿の生息地である森林の管理や、動物園での保護教育などを行う。
 出資は環境・食糧・地方事業省(DEFRA)および海外・英連邦局(Foreign and Commonwealth Office:FCO )によるもので、前者が10万ポンド、後者が7万5000ポンドを分担する。FCOの財源は、地球規模での環境問題対策に準備されている、総額200万ポンド(約3億8000万円)の「環境プロジェクト基金」(Environment Project Fund)からとなっている。なお、DEFRAの国際的な野生生物保護に対する資金協力も、2001/02年で100万ポンド(約1億9000万円)に達する見込み。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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