一般財団法人環境イノベーション情報機構
EU 2009年最後の環境閣僚理事会を開催
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2010.01.06 【情報源】EU/2009.12.22 発表
2009年12月22日、欧州環境閣僚理事会が開催され、第15回気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)について評価するとともに、2010年以降の生物多様性保全に関する展望と目標、化学物質(特に内分泌かく乱物質)の研究について決議を行った。COP15で留意するとされたコペンハーゲン協定については、法的拘束力を持つ合意に向けた第一歩と評価。同協定には気温上昇を2℃以内に抑える目標、先進国の排出削減目標・途上国の排出削減計画(各々2010年1月31日までに登録)、財政支援といったEUの主張が取り入れられた としている。
また、2010年以降の生物多様性保全に関する展望・目標について決議を採択した。利用可能な最良の科学的知見を基に、測定可能、達成可能、現実的、期限の定めのある目標を設定するよう求めている。
さらに、化学物質の複合的影響に関する研究の必要性について、決議を採択した。特に、内分泌かく乱物質に焦点を合わせ、内分泌かく乱物質戦略の実施に関する第4次報告(2010年公表予定)で、複合的な影響について検討する としている。【欧州委員会環境総局】