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環境ニュース[海外]

フランス グリーン成長分野に重点投資

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2009.12.25 【情報源】フランス/2009.12.14 発表

 フランスのサルコジ大統領は、国債による将来の投資について発表した。
 この機会に選択されたのは「グリーン成長」、自然と人とのバランスを尊重する新たな成長戦略である。明日のグリーン成長にとってカギとなる技術分野(未来の自動車、脱炭素エネルギー、持続可能な都市等)が重点事項とされ、フランスを世界的なリーダーとすることを目指す。
 未来の自動車については、電気自動車に10億ユーロを充て、エネルギー消費量の少ない海運や鉄道も支援の対象となる。また、汚染排出量の少ない飛行機の開発とCO2排出計測衛星に20億ユーロを充てる。
 再生可能エネルギー・脱炭素エネルギーの開発は今後10年間の国の目標として確認された。新たな世界的な研究所の設立と発展のため、環境・エネルギー管理庁(ADEME)に25億ユーロが預託される。
 また、持続可能な都市づくりについては、10億ユーロの基金により、エコ・シティに向けた歩みを強化・継続する。モビリティー(移動)、建物、水・ゴミ問題などが課題となる。建物の断熱改修もスピードアップし、個人住宅の改修を促進するため5億ユーロが全国住宅改善協会(ANAH)に拠出される。
 エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省のボルロー大臣は、今回の選択について、「明日の持続可能な成長のカギとなる分野おいて、フランスの決定的な進歩を可能にする」と期待を示している。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省】

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