一般財団法人環境イノベーション情報機構
地球温暖化で災害が増加 人道援助の強化も必要に
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.11.30 【情報源】国連/2009.11.19 発表
国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)は初めてアフリカ(ケニヤ・ナイロビ)で世界会議を開催し、地球温暖化による自然災害のために、人道援助の必要性が増大しているとする調査報告書「人間性の信頼(Believe in Humanity)」を公表した。今回の会議は、ジュネーブ 条約60周年、また、アンリー・デュナンによる赤十字運動の契機となったソルフェリーノの戦いから150周年にあたる。12月の第15回気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)に向けて各国が準備を始める中で開催され、COP15では、人道援助の今後の役割についても決定されることとなる。
国連環境計画(UNEP)にとっても、「災害と紛争」は最重要事項の一つで、1999年以降、25カ国を超える国々で、紛争終了後の環境影響に対応している。また、時にはIFRCなど最前線で活動する機関とともに、40カ国以上で事業を実施している。【UNEP】