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環境ニュース[海外]

EU 違法伐採を防止する協定をガーナと初めて締結

地球環境 森林の減少】 【掲載日】2009.11.30 【情報源】EU/2009.11.19 発表

 ガーナ政府とEUは、ガーナで適法に伐採された木材のみをEU市場で流通させることを目指す協定に署名した。この協定は、EU向けの全ての木材が、ガーナの法律に従って、伐採、輸出されることを確保する法的な枠組みと監視のシステムを設けるものである。この協定により、木材や木材製品を対象とした、「適法性保証制度」が確立される。なお、この制度では、国内市場のみならず、非EU市場向けの木材もカバーされる。
 ガーナでは、EUは全輸出額の43%、輸出量の33%を占める最大の輸出先であり、この協定締結により適正な森林管理を約束し、EU市場への輸出を維持する狙いがある。また、林業による収入確保と林業への投資促進も期待されている。この制度に基づいて、ガーナから最初に木材が輸出されるのは2010年末になる見込み。
 なお、EUは2003年、違法伐採を排除する目的で「森林法執行ガバナンスと貿易に関する行動計画」を策定し、木材輸出国と協定締結に向けた交渉を行っている。今回のガーナとの協定は、その最初のケースとなる。【欧州委員会環境総局】

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