一般財団法人環境イノベーション情報機構
イギリス運輸相 モーター・ショウで新自動車消費税の利点を強調
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】イギリス/2000.10.18 発表
イギリスの運輸大臣ウィッティー卿は、バーミンガムで開催中のモーター・ショウにおいて、CO2排出量に応じて課税する新たな段階的自動車消費税(Granduated Vehicle Excise Duty)の利点について語った。新税制は、2001年3月1日から実施されるもので、「汚染が少ないほど、支払いが少なくなる」というコンセプトに基づいている。
具体的には、自動車を、1km走行時に排出するCO2量に応じて、AからDまでの4ランクに分類(BandA:150g以下、BandB:151〜165g、BandC:166〜185g、BandD:185gより多い車)
さらに、使用燃料の種類(ガソリン、ディーゼル、代替燃料)に応じて3つに分類する。
それぞれ、支払う自動車消費税は以下のとおり(単位:ポンド)
BandA BandB BandC BandD
代替燃料車 90 110 130 150
ガソリン車 100 120 140 155
ディーゼル車 110 130 150 160
新税制の導入で、95%の車は、これまでより税金自体が安くなるという。
運輸大臣は、「税金が低いクラスの車を買った方は、税金が安いだけでなく、燃費も良いので、ランニングコスト全体を削減することができる」と話している。【イギリス環境・運輸・地域省】