一般財団法人環境イノベーション情報機構
国連REDDプログラムにカンボジア、ネパールなどが参加
【地球環境 森林の減少】 【掲載日】2009.11.12 【情報源】国連/2009.11.02 発表
国連のREDDプログラムは、森林減少や森林劣化を原因とする温室効果ガス排出量の削減(REDD)に取り組む国々の能力開発を支援しているが、新たに、アルゼンチン、カンボジア、エクアドル、ネパール、スリランカの5カ国がこのプログラムに加わることになった。5カ国は、特に、排出量の測定、報告、認証制度、市民や先住民族の人々との協議といった分野に関心があり、国連のREDDプログラムで得られた経験や知識からメリットを得たいとしている。同プログラムには9カ国が設立時からメンバーとして加わっているが、関心を示している国も20カ国近くに上っている。
また、今回開催された、同プログラムの第3回政策委員会では、パナマのREDDプログラム(REDDの実施に備えるプログラム)に約530万ドルの支援を行うことを承認。初年度で、これまで6カ国のREDDプログラムが承認されており、既にコンゴ、タンザニア、ベトナムでは準備活動を実施し始めている。
一方、ノルウェーに続いて、デンマークが同プログラム2番目のドナー国(資金提供国)となることも発表された。【UNEP】