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環境ニュース[海外]

狩猟期間等に関する決定

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2002.02.07 【情報源】フランス/2002.01.28 発表

 フランス議会は、最新の科学データをもとに、水辺の鳥と移動鳥獣の狩猟期間を短縮する決定を行った。8月の沿岸公共地区のキリアイ(シギ科)と2月のハトを除き、9月1日以前、1月31日以降のほとんどの狩猟期間が取り消される。これを受け、環境国土整備省のイヴ・コッシェ大臣は、水辺の鳥と移動鳥獣の狩猟期間を9月1日から1月31日までとするデクレを交付する予定。
 また、環境国土整備大臣イヴ・コッシェは、1月28日、狩猟に関する2つの省令に署名した。2つの省令の内容は以下のとおり。
− アルザス、モゼルを除き、フランス全国のモリバト狩猟期間を2月10日まで延長。狩猟は人力で建てられた単一の固定場所に限られ、最大許可採集(PMA)は、狩猟者一人一日ハト5羽とする。
− 狩猟者がPMAを尊重することを証明する採集手帳のモデルを指定する。
 フランスは、EUの野鳥指令を23年間も遵守してこなかったが、一連の措置により、ようやく義務を果たせるようになる。
(訳注:フランスの狩猟期間は長すぎ、EUの野鳥指令に違反しているとして、2000年12月に欧州裁判所の判決が下っている。国内では、狩猟ロビーと環境保護団体との対立が著しく、狩猟期間の決定は政治的な課題となっている)
【フランス環境・国土整備省】

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