一般財団法人環境イノベーション情報機構
フランス 建物の省エネ対策の進捗状況を公表
【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2009.11.10 【情報源】フランス/2009.10.28 発表
フランスのボルロー・エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋大臣らは、10月28日、建物のエネルギー効率化を目指す計画の進捗状況を公表した。2007年の環境グルネル(環境懇談会)では、2012年までに省エネ建物を一般に広くいきわたらせることが目標として掲げられたが、今回、省エネ建物が予想の十倍以上に増加していることが明らかになった。エネルギー消費量の少ない建物に与えられるBBC認証への申請は2万件(2009年の予想の10倍)に上るという。
また、住宅の断熱改修工事に金利ゼロで融資を行う制度については、6か月で5万件の案件があり、成果を上げている。2009年1月からは3倍に増加しているという。
建物の断熱工事については、数カ月で4万5000人分の雇用を創出する効果もあった。
この他、公共住宅の省エネ改修プログラムや政府機関の建物の省エネ改修、賃貸住宅での省エネ改修コストの分担制度といった対策も進められている。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省】
(プレスリリース:PDF形式)