一般財団法人環境イノベーション情報機構
コペンハーゲンに向けて 京都からキャンペーン列車が出発
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.11.06 【情報源】国連/2009.10.28 発表
第15回気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)において、京都議定書に次ぐ新たな枠組みが誕生することを願って、11月5日、日本の京都から、デンマークのコペンハーゲンに向けてキャンペーン列車が出発する。列車はシベリア鉄道を経由し、バイカル湖をフェリーで横断。さらに、ポーランドのポズナニ、ドイツのベルリンを経て、ベルギーのブリュッセルで、100%再生可能エネルギーを動力とする気候特急と連結する。コペンハーゲン中央駅に到着後は、2週間にわたるCOP15の間、CO2排出量の少ない交通手段として、市民に公開される。
この企画は、国連環境計画(UNEP)、国際鉄道連盟(UIC)、環境NGOのWWFなどによるもの。キャンペーンに参加する世界の鉄道事業者は、運輸部門が世界のCO2排出量の5分の1以上を占めている現状を踏まえ、運輸部門の影響について普及啓発する。鉄道は、温室効果ガスの削減に重要な役割を果たすと期待されている。
気候変動枠組み条約のデ・ブーア事務局長も、交通運賃に汚染のコストを組み込んだ場合には、鉄道が勝者になるだろうとコメントしている。【UNEP】