国連・パンギムン事務総長　COP15に向けて声明

　国連のパンギムン事務総長は、約1ヶ月後となった第15回気候変動枠組み条約締約国会議（COP15）を前に、会議の成功に向けた4つの基準を発表した。
　第1に、あらゆる先進国・途上国において、温室効果ガスの排出を削減するためにできることを全て実施すること（この点については、10月25日付ニューヨークタイムズ紙にパン事務総長が寄稿）。第2に既に生じている地球温暖化への適応力を強化すること、第3に貧しい国々が低炭素経済へ移行するための支援を行うこと。そして第4に、各国が地球規模の公平なガバナンス体制に合意することが挙げられている。
　バンコクで開催された地球温暖化交渉では停滞が見られたが、パン事務総長は、交渉の要点はまだテーブルの上に残されている　と述べ、とりわけ、アメリカのリーダーシップが不可欠であることを強調した。【ＵＮＥＰ】