イギリス　持続可能な建設における窓システムのあり方

【環境行政 行政資料】 【掲載日】2009.10.05 【情報源】イギリス／2009.09.24 発表

　イギリス環境・食糧・農村地域省は、9月24日、窓が環境に与える影響をまとめた報告書を公表した。同省では、持続可能な消費と生産（SCP）戦略の一環として、10種類の製品について、ライフサイクル全体を通じた環境影響を削減するロードマップを策定しているが、これはその一つとなるもの。関連業界に持続可能性に関する優良事例を示すものとなる。
　報告書の主なポイントは、窓関連製品のライフサイクル（原材料、製造、設置、使用、廃棄あるいはリサイクル）の各段階における環境・社会・経済効果、政府や業界による様々な対策、今後の課題など。
　報告書によると、窓が環境に与える主な影響は地球温暖化関連で、生産段階で消費されるエネルギーに加え、設置後の建造物運営管理に係るものが大きい。特に使用段階で、建物の暖房や照明のレベルを左右するという。
　本報告書は、「持続可能な建設戦略」の実施促進を目的に作成されたもので、次のステップは、報告書の指摘に沿った自主的な行動計画に政府と業界関係者間で合意することだという。【イギリス環境・食糧・農村地域省】